東支部地域ソーシャルワーカー意識調査の結果報告

東支部地域ソーシャルワーカー意識調査


この度、東支部では、十勝・釧路・根室管内で働くソーシャルワーカーを対象に、この地域のソーシャルワーク実践の質向上と当協会の組織率強化を図るため、主観的な実践の質評価と職能団体への加入に関する意識調査を実施いたしました。

 本調査は、159名に調査票を配布し、回収率は77%でした。調査対象者の概況としては、経験年数の構成は、3年未満、510年、10年以上がそれぞれ約30%を占め、35年が10%でした。主な業務は、一般・回復・療養が合わせて40%を越え、精神科が10%、老健が約30%を占めました。ケアマネ業務についているのは、包括・居宅・施設を合わせて7%でした。職場内のソーシャルワーカーの配置人数は、35人が最も多く50%、2人が約20%、6人以上というところも10%ありましたが、1人ワーカーは15%程度でした。

 ソーシャルワークの質に関する項目では、「自分のソーシャルワークの質は高いと思うか」の問いに対し、「そうではない」「あまりそうではない」との回答が75%以上を占め、また「自分の援助にクライエントは満足しているか」の問いに、「そうではない」「あまりそうではない」と回答した方は55%以上となりました。また、自分が行っている援助に対し、「クライエントの主訴を的確に捉える」という項目では約30%、「自己決定を促す支援」「意識的な援助技法・技術の活用」「援助の根拠を説明する」の項目では約40%、「偏りのないアセスメント」「援助計画に沿った援助」では約半数の方が「出来ていない」「あまり出来ていない」という否定的な評価をしていました。

職能団体への加入に関する項目では、非会員のうち「当協会を知らない」と回答した方が15%ほどおり、その内訳を見ると、老健所属の方が80%以上を占めていました。職能団体に加入しない理由としては、「仕事やプライベートが忙しい」という方が30%を越えて一番多く、次いで「会費が高い」が約25%でした。

その他、詳細の結果は協会ホームページにてご報告させていただきますが、今回の調査を通して、複数名配置の機関が増えている一方、自身のソーシャルワーク援助に自信が持てないまま実践を行っているソーシャルワーカーが多くいることがわかりました。この結果を踏まえ、東支部では来年度以降の事業の見直しを図り、会員のソーシャルワーク実践の質向上と組織率強化に向けた取り組みを行っていきたいと考えています。